夫が子供の写真を撮ってくれない!
写真フォルダを見返すと、私と子供が一緒に写っている写真が全然ない…
夫が撮る写真が下手くそ…
こんな悩みを抱えるママさんはたくさんいるのではないでしょうか。
写真や動画は「子供と一緒に過ごした時間」を記録として残しておける大切な宝物です。
誰よりも子供とたくさんの時間を過ごしているのに、一緒に写っている写真が少ないのはとても悲しいですよね。
本記事では初心者でも簡単に子供を可愛く撮るコツを現役カメラマン(筆者の夫)がわかりやすく解説します。
ぜひこちらの記事をパパにも共有して、一緒に読んでみてください!
- パパが写真を撮らない理由
- ママが写真に写ることの大切さ
- 家族写真が少ないと起こる子供に与える影響
- パパが積極的に撮影をしてくれるようになる伝え方
- 初心者でも簡単に素敵な写真を撮るコツ
目次
ママと子供の写真が少ないのはなぜ?パパが写真を撮らない理由
パパがママと子供の写真を撮らない理由はいくつか考えられます。
- 「撮影役=ママ」という認識
- 写真は特別な時に撮るものと思っている
- 撮影する余裕がない
- どう撮ればいいかわからない
日常の役割分担や習慣、家族写真に対する意識の違いが影響していることが多いようです。
その理由を詳しく見ていきましょう。
「撮影役=ママ」という認識
ママは子供と過ごす時間が長く、子供の成長や可愛い姿を記録しようと自然と撮影をする機会が増えます。
そのためママが「撮る側」に回ることが多く、ママ自身が写る機会は少なくなりがちです。
家庭内でも「写真を撮るのはママの役割」という暗黙の役割分担が定着し、パパは「写真の外で眺めているだけの人」になりやすいのです。
「写真を撮ってほしい」と言葉にしないと伝わらないのかも…!
写真は特別な時に撮るものと思っている
多くのパパは、写真を「特別なイベントや旅行の時に撮るもの」と思っています。
そのため、日常生活の中で写真を撮るという発想があまりないようです。
「何気ない日常」を撮ってほしいママとは正反対!
普段から写真を撮る習慣がないため、「写真撮影」を意識していないことが多いのが理由です。
撮影する余裕がない
仕事や家事育児など忙しい日々の中で、「写真を撮る余裕がない!」と感じているパパも多いです。
家族との時間は限られているため、貴重な時間を撮影に使うよりも一緒に過ごすこの瞬間を噛み締めたいという気持ちが大きいのも理由の一つです。
「撮影すること=心の余裕」
ということですね
どう撮ればいいかわからない
撮影に対する苦手意識を持っているパパは多いです。
ママと子供を一緒に撮ってほしいと頼まれた時、
「どう撮ればいいかわからない」
「自分が撮ると満足してもらえないかも」
という気持ちから自然と撮影を避けてしまうことがあります。
また、「どうせなら良い写真を撮りたい」と思っていてもスマホやカメラの機能に不慣れで「思ったように撮れない」と感じ、完成度を求めてしまうことで結果的に撮影することを躊躇してしまうこともあります。
撮影がプレッシャーに感じてしまっているパパさんが多いようです
「ママが写真に写る」ことが大切な理由
- 子供の自己肯定感を高めるため
- 日常の幸せを記録するため
- ママの存在を記憶に残すため
- ママ自身の思い出を残すため
子供にとってママと一緒に写る写真は、愛情や安心感を伝えるための大切な記録です。
その具体的な理由を紹介していきます。
子供の自己肯定感を高めるため
子供が成長して写真を見返した時に、写真を通じて
「自分がどれだけ大切にされていたか」
「ママとの時間がどれほど大切なものだったか」
を振り返ります。
たくさん愛されてきたことを感じることで自己肯定感を高めたり、子供の自信にも繋がります。
もちろんパパが一緒に写った写真も同じくです!
逆に、家族写真が少ないと子供は自信を失い、自己肯定感も下がってしまうということです。
子供の自己肯定感を高めるアイテムの一つとして、家の中に家族写真を飾るのもおすすめです。
日常の幸せを記録するため
ママと一緒にいる何気ない日常の瞬間こそ、かけがえのない家族の時間です。
特別なイベントや旅行だけでなく、日常生活の中の何気ない瞬間や、さりげないスキンシップを残しておくことで、将来それを見返したときに心が温まるような思い出となります。
子供にとっても、その日常の中にいるママの姿を見ることで、「いつもそばにいてくれた」という安心感が得られるのです。
ママの存在を記憶に残すため
子供が小さい頃の記憶は曖昧で、成長するに従って日々の出来事は忘れてしまうことが多いです。
写真が記録として残っていると、記憶が薄れてもママと一緒に過ごした時間を思い出すことができます。
成長期や思春期などで親との関係が変化しやすい時期にも、幼少期に一緒に過ごした時間が写真に残っていることで、親への感謝や愛情が再認識されることもあります。
ママ自身の思い出を残すため
ママにとっても、子供と一緒に写る写真は大切な思い出の宝物です。
写真を見返すことで
「この時はこんな出来事があった」
「あの時の楽しかった瞬間」
を思い出し、子供と一緒に過ごした人生の大切な時期を思い返すきっかけになります。
そしてママ自身の成長や変化も、子供と共に歩んできた証です。
その過程を写真として残しておくと、子供が成長した時に「ママも一緒に頑張ってきた」という姿を知ることができます。
これにより、子供は
「ママは自分のために成長し続けてくれたんだ」
と感じることができ、母親への尊敬や感謝の気持ちが深まるきっかけになります。
大人になってから母の偉大さに気づきました
パパに撮影をお願いする時の3つのポイント
ママと子供が写った写真を積極的に撮影してくれるパパは、かなり少ないようです…泣
そんなパパにママと子供の写真を撮ってもらうためには、以下の内容を押さえて上手に頼むことがポイントです。
- 撮りたいイメージを伝える
- スマホやカメラの機能を教える
- 「一緒に思い出を作る」という気持ちを共有する
パパがプレッシャーを感じず楽しく写真を撮れるようになる、お願いする時の具体的なポイントをご紹介します。
撮りたいイメージを伝える
パパが「どう撮ればいいかわからない」と感じないよう、撮影したい写真のイメージや簡単な指示を出してあげるといいでしょう。
例えば
「子供の表情がよく見えるようにこの角度から撮ってほしい」
「背景はあまり写らなくていいけど、全身が写る感じで」
といったように具体的に伝えると、パパも迷わずに撮りやすくなります。
素敵な写真が撮れたら感謝の気持ちを伝えるのも大事です!
褒められるとやる気がアップするパパは多いです笑
スマホやカメラの機能を教える
パパが写真に慣れていない場合は、スマホやカメラの使いやすい機能を教えてあげてみてください。
例えば
「ポートレートモードだと簡単に背景がぼけてきれいに撮れるよ」
といった一言で、気軽に良い写真が撮れるようにサポートできます。
アプリを使って撮影する場合も、アプリの情報を共有して積極的に撮影してもらえるよう工夫していきましょう。
「一緒に思い出を作る」という気持ちを共有する
写真を撮る理由として「家族の思い出を残したいから」と伝えると、単なる写真撮影以上の意義を感じてもらえて協力的になってもらいやすくなります。
写真をお願いすることで「思い出を一緒に作っている」という感覚が生まれ、家族の絆も深まるでしょう。
気持ちを共有することは一番大事なことかもしれませんね
プロが教える!5つの撮影ポイント
ママと子供が写った素敵な写真を撮影するためには、以下のポイントを押さえると◎
- 目線の高さと距離感を意識する
- 背景を意識する
- 自然光を活用する
- 三分割法を意識する
- 進行方向のスペースを開ける
初心者でも簡単に、愛情あふれる素敵な写真や動画が撮れるようになります。
その具体的な撮影ポイントをプロカメラマン(筆者の夫)が解説!
こんにちは!
はるまめ(筆者)の夫です。
カメラマンの仕事を始めて8年目になります。
結婚式やファミリー撮影など、人物撮影の仕事も多くやっています。
今回は、撮影が苦手なパパでも実践できる「簡単な撮影テクニック」を紹介していきます!
パパもママも必見です!
目線の高さと距離感を意識する
撮影する際にまず最初に意識してほしいポイントは、子供の目線にカメラの高さを合わせることです。
大人の目線から子供を見下ろすように撮影すると、
・子供の表情が写りにくくなってしまう
・子供の目線が下がって写ってしまう
というデメリットがあります。
目元を隠しているのでわかりにくいかもしれませんが、カメラの位置を子供の目線の高さに合わせて撮影すると子供の自然な表情を捉えることができます。
子供が上を見上げている場合は、上から撮影してもOK!
あくまでも「子供の目線に合わせる」ことを意識してみましょう
また、ママと子供の表情や触れ合いを綺麗に写すために、近すぎず遠すぎない適度な距離感で撮影するのもポイントです。
寄りすぎると画面の端が歪んでしまう場合もあるため、少し引き気味に撮ることを意識して後でトリミングするのが良いでしょう。
子供がハイハイをしているところをスマホで正面から撮る時は、スマホを上下逆さまにして撮影してみてください。
カメラの位置が下にいくことで、子供の目線が近づいてより可愛い表情を収めることができます。
▼通常撮影(カメラの位置が上)
▼スマホを上下逆さまにして撮影(カメラの位置が下)
モザイクをかけているので表情がわかりにくいですが、後者の方が子供と目線が合いやすく、より可愛い映像が残せます。
子供が進む方向のスペースを開けて撮影しているのもポイントです。
歩き出したらハイハイしている姿が見れなくなっていくので、貴重なハイハイ姿をたくさん撮影してくださいね♪
背景を意識する
写真の主役であるママと子供を目立たせるために、シンプルな背景で撮影するといいでしょう。
・無地の壁
・自然な風景(公園、海、空など)
シンプルな背景は写真の焦点をママと子供に絞り込むのに役立ちます。
iPhoneのポートレートモードで撮影
スマホにポートレートモードがある場合は、ぜひ活用しましょう。
背景がシンプルでなくてもぼかすことで主役にしっかりと焦点が当たり、雰囲気がプロっぽく見えます。
初心者でも簡単に綺麗な写真が撮れる方法なのでおすすめです!
また、あえて生活感のある背景を写すという方法もあります。
特に家の中の撮影では、生活感のある場所や片付けが行き届いていないとことでの撮影は避けがちですよね。
でも、そのごちゃごちゃ感をあえて写真に残すことでその時のリアルな生活風景を思い出し、数年後に見返した時に「懐かしい!」とより深く思い出に浸ることができます。
懐かしいアイテムが写り込んだりして、思い出話も盛り上がりますね!
自然光を活用する
自然光は、初心者でもプロっぽく見える写真を撮れる簡単な手法です。
日中の窓際や屋外の日陰など、柔らかい光が当たる場所を見つけて撮影しましょう。
逆光にならないように注意し、顔にしっかり光が当たるようにするのがポイントです。
明るい場所なら、スマホでも十分に綺麗な写真が撮れます
三分割法を意識する
初心者でも簡単にできる撮影テクニックが、三分割法です。
画面を縦横に3分割し、ラインの交点やライン上に被写体を配置する構図のこと。
このラインを意識するだけで、構図が安定してバランスの良い素敵な写真を撮ることができます。
三分割法を意識して撮影するために、スマホカメラの「グリッド」機能をオンにします。
iPhoneでの設定方法を説明します
①「設定」をタップ
②「写真」をタップ
③「グリッド」をオン
④カメラを起動して白い線が表示されていればOK
ぜひグリット線を活用してみてください
進行方向のスペースを開ける
撮影の構図を意識した時に、被写体の進行方向や向いている方向のスペースを空けると、バランスの良い自然な印象を与えることができます。
ハイハイで進む方向のスペースを空けて撮影
特に動画を撮影する際は、スペースを開けておくことで撮影者の手を無駄に動かすことなくブレのない綺麗な動画を撮ることができます
進行方向や顔の向きを意識することで、カメラ目線のポーズを決めた写真だけでなく動きのある自然な瞬間も積極的に撮影しやすくなります。
例えば
・ママが子供と手をつないで歩いている瞬間
・ハイハイや歩行など、子供の成長を感じられる瞬間
・ママと子供が見つめ合って笑っている何気ない瞬間
など、ママと子供の自然な表情が引き出され、より自然で温かみのある記録を撮ることができます。
動きの中での自然な瞬間を捉えることを意識すると、愛情深い写真や動画に仕上がります
【まとめ】ママと子供の写真をたくさん撮ろう!
- パパが写真を撮らない理由
- ママが写真に写ることの大切さ
- 家族写真が少ないと起こる子供に与える影響
- パパが積極的に撮影をしてくれるようになる伝え方
- 初心者でも簡単に素敵な写真を撮るコツ
などを紹介させていただきました。
ポイントを押さえて実践すれば、特別な技術がなくても素敵なママと子供の写真が撮れるようになります。
子供の成長はあっという間!
家族の思い出をたくさん記録に残していきましょう♪