『語りかけ育児』
言葉は聞いたことあったけど、どんな育児法なのかやり方や効果など全く知りませんでした。
調べてみると「1日30分、子供と1対1で向き合う時間」を作り、ポイントを抑えればすぐに実践できるようなシンプルな内容でした。
たったこれだけで子供の
・自己肯定感
・集中力
・コミュニケーション力
などを伸ばすことができるそうです!
我が家では息子がもうすぐ1歳になる頃から語りかけ育児を実践し始めました。
語りかけ育児は生まれた日から始めることができます!
実際にやってみたら、目に見えて息子の成長を感じられることがありました。
0ヶ月から始めていたらさらに能力を伸ばしてあげられたのかな?と、語りかけ育児をもっと早く調べていたらよかったと少し後悔。
でも、今更始めるのは遅い!なんてことは全くありません。
成長に合わせて実践するポイントは少し変わってきますが、抑えるべき基礎の部分は0歳でも1歳でもそれ以降の年齢でも同じです。
本記事では、実際に語りかけ育児を実践してみた様子やその後の子供の変化など紹介してきます。
・語りかけ育児をやってみたい方
・語りかけ育児の効果を知りたい方
・子供の能力を伸ばしたい方
・育児に不安がある方
・これから出産をする方
目次
語りかけ育児とは?
イギリス政府が推奨する最強の育児法
語りかけ育児とは、イギリスの言語治療士サリー・ウォードさんが発表した「言葉を聞く能力」を育てる育児法です。
「1日30分、静かな環境の中で子供と1対1で向き合い、子供の興味に合わせて遊んだり話しかけたりする」というシンプルな育児法。
言語能力や知能など子供の才能を確実に伸ばして発達を促していくという効果が立証され、イギリスでは政府が推奨を決定しました。
語りかけ育児はいつから始めるの?
語りかけ育児は生まれてすぐから始めることができます。
0歳の頃は語りかけをしてもまだ言葉を理解できないですが、ママやパパの声は赤ちゃんにも伝わっています。
赤ちゃんが「あー」と言ったら「あー」と返してあげたり、反応してあげることが会話になり赤ちゃんの意欲と自己肯定感を育てます。
逆に0歳から始めなかったら遅いということはなく、乳幼児期(0〜5歳)のいつから始めても効果はあるそうです。
語りかけ育児の効果
語りかけ育児の効果は高いと言われていて、以下のような効果が期待されています。
・コミュニケーション能力が育つ
・自己肯定感を高める
・語彙力、集中力、IQがアップする
・人懐っこくなる
・情緒が安定する
・親子関係が良好になる
・大人への信頼感が生まれる
語りかけた言葉の量と、子供の言葉の発達には関係があるそうですよ!
語りかけ育児の5つのポイント
では実際に語りかけ育児とはどんな事をやるのか、5つのポイントをご紹介します。
語りかけ育児の方法を知らないうちから自然にできている事もあれば、逆にこれはやらない方がいいという事も知ることができると思います。
知識として知っておくだけでも、子供との向き合い方が変わってきますよ
①1日30分、子供と1体1でしっかり向き合う
1日30分、子供と2人きりの時間を作ります。
言葉を学ぶ大切な基礎づくりの時間です。
しかし、共働きの方は毎日30分の時間を確保するのも大変ですよね。
語りかけ育児は「量より質」が大切です。
20分でも、細切れでも、短い時間でもいいから子供が興味を持った方向に目を向け声をかけてあげてみてください。
パパとママ交代制で行ったり、お風呂の時間や寝かしつけ前に行うのもいいかもしれませんね。
子供は自分に興味を持ってくれる大人がいると情緒が安定し、発達にとても良いことだそうです
②静かな環境で行う
語りかけ育児とは「言葉を聞く」能力を育てるもの。
子供は大人と違って、音の違いを聞き分けるのに集中力が必要です。
テレビ、タブレット、音楽などオフにして子供と自分以外の人が出入りするのも避けるようにし、2人きりの環境を作りましょう。
③短く簡単な文で、ゆっくり話しかける
声は普段より少し高めに、大きくはっきりと話しかけましょう。
擬声語や擬音語、同じ単語を繰り返したり、身振りや表情など動きを加えて会話を楽しみます。
赤ちゃんが泣いている時に「ミルク美味しいね、ゴクゴク」「おむつ替えて気持ちがいいね」など、赤ちゃんの言いたいことを代わりに言ってあげるのも良いことです。
④子供が主役
子供が興味を持ったものに大人が合わせて話を広げていきます。
無理に他の物で遊ばせようとしたり、言葉を言わせようとするのはNGです。
「ママだよ!ママ!」って、
ママと言わせようとしていました…
子供は代わる代わるいろんなおもちゃに興味が移っていきますよね。
子供の視線の動きに注目して、興味が他の物に移ったらそれをすぐに取り入れます。
大人の都合で特定のものや動きに注意を向けるよう強制すると、子供の集中力が育たなくなってしまうので注意です。
⑤否定的な言葉はNG
声を聞くことは楽しい!と感じてほしいので「やめなさい」「触っちゃダメ」などの否定的な言葉はNGです。
語りかけ育児をする時間は、あらかじめ触られたくないものは片付けておきましょう。
子供が言葉を間違えた時も否定せず「そうね」と返してあげましょう。
語りかけ育児を実践してみた
語りかけ育児をやってみようと思ったきっかけ
息子は生後10ヶ月で保育園に通い始めました。
息子と一緒にいる時間がぐっと減ってしまい、限られた時間の中で息子としっかり向き合う時間がほしいと思った時に『語りかけ育児』の事を思い出しました。
聞いたことはあったけどどんな育児法なのか全く知らなかったので、忙しい日々の中でもサクッと読めるコミック版を購入しすぐに実践してみることにしました。
本の詳しい紹介はこの後に記載しています
実際にやってみた
我が家では保育園から帰ってきてから夕飯までの間(土日だとおやつを食べた後)に、30分間の時間を作って実践していくことにしました。
実践する中で常に頭に置いていたポイントは
・息子が今、何に興味が向いているのか常にチェック
・短い言葉で繰り返し話す
・息子が声を出したら反応する
息子が興味を向けているものを一緒に見て、声かけをして…
いつもなら一緒に遊んでいてる間に息子を放置してスマホを見てしまったり、遊んでる途中で他のおもちゃに興味がいってしまった息子を元の位置に無理やり戻したり、やってはいけないことを知らずのうちに結構やっていたなぁと反省。
自分が思っていた以上に、今まで息子としっかり向き合えていなかったのかもと気づくことができました。
そのことに気づけただけでも、語りかけ育児を始めて良かったなと思いました
そして、語りかけ育児以外の時間は「実況中継」をすることを心がけました。
息子を一人で遊ばせて家事をしている時も「今ママは○○をしているよ」「雨がザーザー降っているね」など、常に言葉が聞こえるようにしていました。
歌を歌うのも良いですね♪
実践し始めてからの子供の変化
まず、語りかけ育児を取り入れ始めて1週間後の変化。
・1日中ずっと声を出しておしゃべり(喃語)するようになった
・私の顔を見てハッキリ「ママ」と言うようになった
・名前を呼ぶと反応するようになった
・人懐っこく甘え上手になった
・ケラケラ笑うことが増えた
始めて1週間でこんなにも早く効果を感じられるのかと正直驚きました。
毎日たくさんの言葉を吸収するようになったからなのか、声を発するのが楽しいみたいです。
そして、1ヶ月後の変化。
・言葉を理解して行動していると感じる瞬間が増えた
・歌を歌うと一緒に声を出し、全身でリズムを刻むようになった
・パパママにくっついて甘えることが増えた
語彙力や集中力の向上はまだよくわかりませんが、目に見えて変化を感じられる部分もあって語りかけ育児を始めて良かったなと心から思いました。
また息子の成長に合わせて語りかけ育児の方法も見直していきたいと思っています。
これからやってくるであろうイヤイヤ期の対策にも、語りかけ育児はとても重要みたいです。
参考にした本の紹介
『0〜4歳 わが子の発達に合わせた「語りかけ」育児(コミック 版)』
私が語りかけ育児を始める際に参考にしたのが、こちらの本です。
内容
話題の「語りかけ育児」がマンガでわかる
1日30分 静かな環境の中、1対1で子どもの興味に従って遊んだり話しかけたりするだけで、子どもの言語能力や知能、集中力、コミュニケーション能力や自己肯定感がぐんぐん育つ最強の育児法「語りかけ育児」。
「語りかけ育児」はイギリスで生まれ、イギリス政府もその効果を認め推奨を決定しました。その画期的な育児法をわかりやすく紹介した翻訳本『語りかけ育児』を読みやすくマンガ化。
引用:Amazon
月齢別の語りかけ育児のやり方や、おもちゃ、遊び方などを紹介しています。
著者
サリー・ウォード
語りかけ育児は、イギリスの言語治療士であるサリー・ウォードさんにより提唱された育児法です。
彼女が書いた「Baby Talk」という本が世界各国で注目され、日本語訳で書籍化されました。
その本をさらに読みやすくコミック化したのが、今回ご紹介している本になります。
この本のおすすめポイント
漫画になっているからサクッと読める
子育てや仕事をしながらだと、なかなかゆっくり本を読んでいる時間がないですよね。
この本は漫画で描かれていて「こんな場面の時はこうしたら良い」と、ストーリーを追いながら語りかけ育児のポイントを抑えることができるのでとっても読みやすいです。
月齢別に描かれているので、当てはまる箇所だけ読むなら10分あれば読めます!
本を読むのが苦手な私でも、1時間くらいで1冊読み終わりました
月齢ごとの実践方法や遊び方がわかる
語りかけ育児は子供の成長に合わせて行っていきます。
こちらの本では0歳〜4歳までを対象に、月齢別に実践例や遊び方が書かれています。
おすすめのおもちゃや遊び方、どんな声かけをすればいいのかが具体的に紹介されているので、何度も読み返して子供の反応を見ながら実践してみると良いでしょう。
まとめ
今回は私がおすすめしたい育児方『語りかけ育児』についてご紹介させていただきました。
『語りかけ育児』は自分の中で育児に対する革命が起きたなと思うくらい、出会えて良かった育児法です。
ぜひ皆さんも自分のペースで『語りかけ育児』を始めてみてください。
また、息子の成長に合わせて随時結果を更新していきたいと思います。
ますます息子の成長が楽しみです!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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